【日産】5工場で検査表に不正押印 「研修の一環」と説明 同じ名前で印影が異なる複数の印鑑使用
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・認定外検査員が完成検査員の印鑑を使用し検査表に押印
・「ノート」など38車種をリコール、対象の製造期間が拡大
日産自動車で無資格の従業員が車両の完成検査をしていた問題で、国土交通省は6日、同社の5つの工場で社内規定では認められていない検査員が完成検査を行い、認定検査員の印鑑を使って検査表に押印していたことを確認したと明らかにした。日産自が約116万台のリコールを届け出たことも発表した。
日産自が届け出たリコールの対象車は、2014年1月から17年9月に製造された「ノート」や「セレナ」など計38車種。日産自がOEM(相手先ブランド生産)供給したいすゞ自動車やスズキ、マツダ、三菱自動車の車種も含まれる。日産自は2日時点では、製造時期が14年10月から17年9月までのものが約121万台がリコールの対象になると発表していた。
台数が116万台に減少した背景について、国交省の木内信仁リコール業務指導官は、日産自が新車登録から最初の車検までの期間が短い貨物自動車の数を含めたていたことなどが影響したと説明。また、リコール後の点検作業は検査員が指定整備工場で実施し、検査時間は1台あたり2時間半から4時間半必要になる見通しだという。
西川廣人社長は2日の会見で謝罪し、問題は「あるところでは常態化していたところがある」とし、原因と再発防止策をまとめ1カ月以内に報告する考えを示した。また、リコール費用は約250億円に上るとの試算も示していた。
石井啓一国交相は6日午前の閣議後会見で、無資格で検査を行っていた従業員には期間従業員も含まれていたと述べた。また、日産車体の一工場では、同じ名前で印影が異なる複数の印鑑の使用も確認されているという。不正が組織的に行われていたかについては調査中だとし、「組織的に書類が偽造されていたとすれば非常に問題」と指摘した。再発を防止するため、完成検査の在り方についても見直しを検討する考えを明らかにした。
■研修の一環
問題は9月に行われた日産自工場への国交省の抜き打ち検査で発覚した。国交省は今月3日に日産自栃木工場などにも立ち入り検査を実施するなど全6工場での完成検査表記録を調査。同省審査・リコール課の林健一課長補佐は国交相の会見後に、不正な押印について、日産自からは「研修の一環との説明を受けている」と話した。
ファイブスター投信投資顧問の大木昌光運用部長は、「排ガス問題を契機に三菱自を吸収した会社がこういうことをしていた場合、何を信用していいのかという問題になる。三菱自とやっていることの深刻さは同じ」と指摘。
ただ、日産自株については、配当利回りの高さや日本株全体が大型株主導の上昇トレンドにあることなどを背景に「いまのマーケットはあまり気にしていない。個別株の要因があまり勘案されない相場」との見方を示した。6日の日産自株の終値は前日比0.5%高の1091.5円だった。
配信2017年10月6日 13:38 更新2017年10月6日 17:41 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-06/OXDV716TTDS001 >>215
憲法に違反する法律を無効にできる権利をうたってるのが憲法だから。
商業の自由を著しく阻害する法律のほうが問題なら、憲法違反になるんじゃない?
ハードルめっちゃ高いだろうけど。 日産のこれよりもよっぽど軽いVWが2兆の過料を払ったと考えると、日産の500万台に対して1兆5000億ってのは妥当、或いは安すぎる位だな。 >>216
日産のホームページみるとそんなハードル無いみたいだぞ
もう問題ないんだって
http://www.nissan.co.jp/ 偽装用印鑑、帳簿管理で貸し出し 日産、組織ぐるみか(朝日)
2017年10月8日(日) 4:04配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171008-00000008-asahi-soci
日産自動車が無資格の従業員に新車の検査をさせていた問題で、工場では
書類の偽装に使われる有資格者の印鑑を複数用意し、帳簿で管理のうえ無
資格者に貸し出していたことがわかった。こうした行為はほぼ全ての工場
で行われ、組織的に偽装を慣行していた疑いが浮上した。
完成検査は通常、資格を持つ検査員が項目ごとに車体の機能を確認して、
書類に自身の印鑑を押す。だが日産では資格のない補助検査員による検査
が常態化。その際、書類には有資格者名の印鑑を押し、正しく検査が行わ
れたかのように偽装していた。
関係者によると、有資格者の印鑑は工場で複数用意され、無資格者はそ
れを借りて書類に押す仕組みだった。どの印鑑を誰に貸したかは、各工場
が帳簿で管理していたといい、工場内では偽装工作が公然と行われていた
とみられ 日産だけじゃないよねこれ
どこの工場でもやってるわ >>218
問題ないと断言できる精神がすごいわ
車検証が不正に作られたものなのに継続検査受ければオッケーっていうのも >>220
終わったな。
組織ぐるみで国を騙してたってことだ。 他もやってるはずだから日産は悪くないとか言う奴は頭大丈夫か?
赤信号みんなで渡れば怖くない。轢かれたら運が悪いだけとか思ってる奴か?
社会人にそんなの通用するわけがないだろ? >>224
彡⌒ ヾ
( ^ω^)創価学会はそういう組織なんだよ、だからカルト集団 販売店でやるって言ってもディーラーでも認証しか取ってない工場とかあるし大丈夫なのかね?
指定工場でも検査員資格持ってる人間少なかった整備主任者に任命されてる人間も少ないからそこでも不正起きそうだよね
自動車関連は不正に甘いよな >>226
日産のディーラーでも、認証工場の資格しか持っていないところもあって、
そこは積載車を使って、車体検査ラインを備えた指定工場のディーラーに
車を運んで継続車検を行っている。
で、そうした指定工場で、万一無資格者が有資格者の名義貸しなどで車検を行っ
た事が発覚した場合、指定工場の認定を取り消されて、認証工場としての資
格も一定期間取り直す事ができない厳しい処分が待ち受けている。
そんなことやられたら、整備工場としては商売ができなくなってしまうから、
このあたりは絶対に間違いが起きないようにどの整備工場も気を配っている。
だから今回の日産の完成検査の名義貸しは、本来自動車製造事業者として
不適格であることを自ら暴露してしまった事になる訳で、国交省からどんな
厳しい処分を申し渡されても仕方がないだろうね。 >>197
OEMでダメなのは日産が作って他社エンブレム付けた車種な。
他社が作って日産エンブレム付けた車は対象外。 >>228
それって、OEM供給を受けた後に日産が最終検査してたってこと?
個人的見解だけど、OEM供給元で検査するのが普通じゃない?せっかくのOEMなのに、最終検査だけ納入先で別ライン設けるのかな?
日産がOEM供給元となってたものは対象から外れてたっけ? >>229
日産:メガンテ!!
ホンダは防御した。
トヨタは防御した。
ダイハツは防御した。 偽装用印鑑、帳簿管理で貸し出し 日産、組織ぐるみか(朝日)
2017年10月8日04時04分
http://digital.asahi.com/articles/ASKB66VT0KB6UTIL07S.html?rm=347
日産自動車が無資格の従業員に新車の検査をさせていた問題で、工場では
書類の偽装に使われる有資格者の印鑑を複数用意し、帳簿で管理のうえ無
資格者に貸し出していたことがわかった。こうした行為はほぼ全ての工場
で行われ、組織的に偽装を慣行していた疑いが浮上した。
関係者によると、有資格者の印鑑は工場で複数用意され、無資格者はそれ
を借りて書類に押す仕組みだった。どの印鑑を誰に貸したかは、各工場が
帳簿で管理していたといい、工場内では偽装工作が公然と行われていたと
みられる
完成検査は出荷の直前に安全性などを調べる工程で、新車が公道に出る前
の「最後のとりで」(国土交通省関係者)であるにもかかわらず、経営陣
が管理しきれず、組織的な偽装を見逃し続けてきたことになる
検査は本来国がするべきものだが、大量生産を可能にするため、各社が認
定制度を設けて信頼性を担保し、「代行」する仕組み。国交省は検査に不
備がないか定期的に監査しているが、書類を信頼して行われており、書類
自体が偽装された場合、不正を見抜くことは難しいという
日産は現在、弁護士ら第三者を交えた社内調査を進めている。今後、経営
陣の管理責任や安全への姿勢を問う声も上がりそうだ。 どこのスレも過疎って来たな
人の噂も75日というが 一度潰れたニッサン
リストラで回復とか
ダメな会社ですな ゴーンのやつ、これを知ってて早目に社長退任してた?
株主代表訴訟なら関係ないけど。不祥事はゴーンの就任期間だし 退任した歴代社長にも損害賠償請求はいくけどたいてい支払い能力がないから意味がない
ところが、ゴーンは支払えるかもしれないw 「やっちゃえ」って、そういう意味? 日産自動車の
不祥事発覚で矢沢永吉CMが、お蔵入りも(日刊サイゾー)
2017年10月9日 10時24分
http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20171009/Cyzo_201710_cm_71.html
日産自動車が、資格のない従業員に新車の検査をさせていたことが判明
2015年から続いてきた矢沢永吉のCMが、当分見られなくなる可能性が出
てきた。これについて、週刊誌記者が語る
「複雑な工程を経る自動車作りにおいて、出荷前の最終チェックの重要
性は言うまでもありません。それがないがしろにされていたという影響
は、極めて大きい。日産は不祥事を起こした三菱を買い取ったわけです
が、結果的に『似たような体質の会社同士がくっついた』といわれても
仕方ないでしょう。まだまだ騒動は広がると思います」
この件でとばっちりをモロに受けそうなのが、同社のCMに出演している
矢沢永吉だ。芸能誌ライターが語る
「日産は、15年から矢沢をCMに起用しています。矢沢は今年6月に港区
でタクシーと接触事故を起こしましたが、日産はそのまま矢沢を起用し
ています。ただ、CMで矢沢が言い続けてきた『“やっちゃえ”NISSAN』や
『ぶっちぎれ 技術の日産』というキャッチフレーズは、日産がやらか
した事件を考えると、悪い冗談にもほどがあります。このまま矢沢をCM
に使えば、視聴者の脳裏には『“やっちゃえ”NISSAN』というフレーズが
思い浮かぶはず。関係者は今頃、てんてこ舞い でしょうね」
まさか永ちゃんに「やっちゃえ!」と言われて不正をやってしまったは
ずはないが、「やっちゃえ」の後始末には相当な時間がかかりそうだ 日産は結局、この件でも国内メーカーの中では一番情報公開が遅かったなw
もう組織が完全に腐り切っているんだろう。
日産、スバル、マツダも使用 神鋼製アルミ(産経)
2017年10月10日00時19分
http://www.sankei.com/economy/news/171010/ecn1710100003-n1.html
神戸製鋼所がアルミ製品の強度などの性能データを改ざんしていた問題で
日産自動車とSUBARU(スバル)は9日、神戸製鋼製アルミを自動車
に使っていたと発表した。スバルは航空機にも使用していたという。マツ
ダも神戸製鋼製のアルミ製品を乗用車に使っていたと明らかにした。3社
は安全性への影響を調べている。自動車で走行性能に関わる重要部品など
で強度不足が確認されれば、大規模なリコール(無料の回収・修理)に発
展する可能性がある
日産は2016年度の国内販売台数が約56万台で、小型車「ノート」や
ミニバン「セレナ」を扱っている。日産によると、性能が改ざんされたア
ルミ製品を使っていたのは車のボンネットなどで、同社は「歩行者を保護
する性能に関わる恐れがあるため、性能への影響を至急確認する」とのコ
メントを出した まあなんにせよ、全車交換で済む話だな 皆新車になるのを待ってるだろう 今回の一件で「日産車なんてもうこりごり」という日産車ユーザーも多いだろう。
この場合、日産は買い戻しに応じるべきである。 「技術の日産」の看板が泣く「無資格検査問題」ヤバすぎる深刻度(1)
(現代ビジネス)2017年10月10日
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53143
日産自動車が、「型式認証制度」に基づく出荷前の完成検査を資格のない
従業員に担当させていた問題で、不正発覚から10日が過ぎ、次第に波紋が
広がっている。
注目すべきは、自動車の安全確保策の要の一つで、同一車種を大量生産
(販売)する大手にだけ認められた簡易手続きである「型式認証制度」
に影響しかねない点である
原因は「不明」なのに、「安全」と主張
問題発覚の端緒は、9月29日の国土交通省の発表だった
これに対する日産の情報開示はお粗末だった。国交省の発表と同じ日に最
初の記者会見をしたものの、出席したのは部長クラス2人だけ。経営トップ
が欠席で、事態を軽視しているのではないかと記者たちの反感を買った
会見の席で、リコールの実施を明言できなかったのも問題だった。また、
リコールの対象となる台数を当初「90万台程度」としながら、のちに「
121万台」、さらには「116万台」へと説明が二転三転し、マスコミが騒
ぐタネを提供したことも大きかった。西川広人社長が10月2日夕刻になっ
て横浜本社で記者会見したものの、メディア側の不信解消にはほど遠かった。
西川社長は、「(問題の)ある部分は常態化していた」と認めながら、経営
陣が把握できていないというのは、日産のガバナンス体制の致命的な欠陥と
みなされた。 >>246
他社ディーラーでことごとく下取りの値が付かず、
泣く泣く日産車に乗り換える日産ユーザーが見える 日産、無車検問題を神戸製鋼の話とすり替えそうだな
リーコール費用を神戸製鋼に負担させたりして >>230
日産の工場で作ったのがアウトって事だよ
だから三菱が売ってる車種でも引っ掛かるのがあるってだけ
逆に三菱の工場で製造している車種は大丈夫って事だよ 「技術の日産」の看板が泣く「無資格検査問題」ヤバすぎる深刻度(2)
(現代ビジネス)2017年10月10日
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53143
西川社長は近くリコールを届け出るとして、その費用は「250億円以上」と
いう見通しを示したが、「技術の日産」というブランドの毀損は計り知れない。
極めつきは、石井啓一国土交通大臣の以下の発言(10月6日)だ。
「型式指定の取り消しや停止といったことも選択肢として入っているか」と
の記者からの質問には、
「いろんなケースがあり得る。こういった事態を二度と起こさないというこ
とが重要。過去の状況等も踏まえて、今後の対応は検討したい」と述べ、同
社への厳しい処分を匂わせた。
道路運送車両法は、保安基準に合致しているという車種ごとの型式認定をあ
らかじめ受けておき、メーカーの工場で行われる完成検査でその型式に合致
していると確認できれば、あとは書類審査だけで車両登録を認めて販売でき
る仕組みだ
ちなみに、道路運送車両法の自動車型式指定規則は、型式指定の申請だけで
なく、完成検査を行う従業員が所属する工場と従業員名・その印鑑をあらか
じめ届ける書類や、実際に完成検査が終了したことを示す終了証の書式など
も細かく定めている
それなのに、日産では、手続きを経ていない人物が検査を担当し、資格を保
有する人物の印鑑を押していた。刑法の私文書偽造罪に問われてもおかしく
ないほど、呆れた行為と言わざるを得ない 日産社長 日本自動車工業会会長の活動自粛(NHK NEWS WEB)
2017年10月10日 14時17分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171010/k10011173541000.html
日産自動車が資格がない従業員に車の出荷前の検査をさせていた問題で、
西川廣人社長は現在、務めている「日本自動車工業会」の会長の活動を
全面的に自粛することになりました。
日産は資格がない従業員に車の出荷前の検査をさせていた問題で、今月
6日、国内で製造した116万台について国土交通省にリコールを届け
出ました。
こうした中、日産の西川社長は去年5月から務めている業界団体の「日
本自動車工業会」の会長の活動を全面的に自粛することになりました。
今月、日本自動車工業会が主催する東京モーターショーが行われること
から、ずさんな検査が発覚した日産の西川社長が日本の自動車メ−カー
を代表する立場で活動するのは適切ではないという判断があったと見ら
れます。
今後、会長の職務はトヨタ自動車の豊田章男社長が代行するということ
です
日産は今月中をめどに調査結果を国土交通省に報告することにしていて、
西川社長がこの調査に専念するとしています
これまでの調査で、資格がない従業員が検査を行ったにもかかわらず、
書類には資格がある検査員の印鑑が押されていたことがわかっていて、
ずさんな検査が常態化していた原因の究明が求められます 日産の無資格検査問題、コンプラ軽視は命取りになりかねない
(ダイヤモンド オンライン)2017年10月10日
http://diamond.jp/articles/-/145018
日産自動車のリコール問題が社会を震撼させている。日産自動車の経営陣は、
国内六つの工場で無資格の従業員が完成検査に携わっていたことを認識してい
なかった。自動車の安全につながりかねない問題で、人々の関心は高い。
モノであれサービスであれ、エンドユーザーの安心感(満足感)は何物にも代
えがたい重要な要素だ。その要素に少しでも不安があると、その企業の製品そ
のものが社会に受け入れられなくなる可能性がある。今後の同社の経営の先行
きに不透明要素が増えたことは間違いない。
問題は、日産の経営監督体制が機能してこなかったことだ。それは経営責任
に直結する問題だ
1999年6月に始まった“ゴーン改革”は徹底したコストカットと効率性の重視に
よって日産の経営を立て直した。その中で、無資格検査が常態化してきた可能性
がある。
今回、コンプライアンス=法令遵守でつまずいた日産に、今後、どれだけのマ
イナスが降りかかるかは不透明だ。しかし、最近、コンプライアンスに対する
人々の意識が高まっていることを考えると、同社の経営が無傷でいられるとは
考えにくい
一度受けた“傷”を再生することは口で言うほど容易ではない。問題が発生し
ても、これまで行ってきた業務のありかた、経営体力などを理由に、「何とか
なる」と思う人は多いかもしれないが、そうしたスタンスは今の社会では通用
しない
日産の場合、明らかに違法であると分かっていることが続けられてきただけに、
問題の根は深いとの見方もできる 無資格検査 日産の社長が「謝罪」をしない理由 (ITmedia オンライン)
2017年10月10日 08時12分 公開
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1710/10/news033.html
国土交通省の立ち入り検査によって、無資格の従業員に「完成検査」をさせて
いたことが判明した日産自動車が、38車種116万台のリコールの届け出をした
なぜこういうルール破りが正常運転になったのかは気になるところだが、個人
的にそれよりも注目しているのが、今回の件で日産がみせたかなり斬新な「マ
スコミ対応」である。一言で言うと、「かなり攻めている」のだ
無資格検査が判明したことを受けて10月2日、西川廣人社長が会見を催した。
そこでは「お詫びを申し上げる」と陳謝したが、実はこれは世間でいうところ
の「謝罪会見」ではなかった
「検査そのものは確実に行われており、安心・安全に使っていただける」
要するに「無資格検査」というのは単なる「手続き」の問題であって、クルマ
の安全性にはなんの問題もないですよ、というのが日産のスタンスなのだ。
検査はバッチリやっていて、安全性に関しては1ミリたりとも揺るがないわけ
だから、自動車メーカーとして深々と頭を下げる「謝罪」をするような話で
はない――。つまり、社長が深々と頭を下げないことで問題を矮小化させる
という「攻め」の姿勢が感じられるのだ。
とにかく社会を裏切ったら真摯(しんし)に謝るべし、という独特の謝罪文化
がある日本では、このような外資系企業的な発想の企業防衛はあまりうまくい
ったためしがない。事実、既に一部のマスコミは、「消費者の重大な背信」な
んて感じで、問題の拡大化を始めている。
やっちゃえNISSAN。あのCMと妙にかぶる攻めの危機管理は果たしてうまくいく
のか。注目したい。 >>258
日産の場合は「我が社ではこのように誤摩化します」という偽装の正しいやり方を従業員に教えてなかったから発覚したんだろ?
たんなる教育不足だな 日産、神戸製鋼、相次ぐ不祥事が示す「カビ型」行為の恐ろしさ@(BLOGOS)
2017年10月10日 09:05
http://blogos.com/article/251311/
9月29日、日産自動車が、新車の完成検査を無資格の従業員に行わせていた
こと、それらの検査を、提出書類上は有資格者である従業員が担当したかの
ように偽装していたことを公表したのに続いて、10月8日には、神戸製鋼所
が、顧客企業との契約上の仕様を満たしているかのように性能データを改ざ
んして出荷していたことを公表した
日産自動車の問題では、116万台のリコールを実施する方針が明らかにされ、
神戸製鋼の問題では、対象品の納入先にまで影響が波及するなど、重大な
社会問題にも発展しかねない状況となっている
そして、無資格者が関わった検査であっても、書類上は正しい検査を行った
かのように偽装して提出していた。ほぼ全ての工場で、偽装用の印鑑を複数
用意し、帳簿で管理した上で無資格者に貸し出すという仕組みができており、
偽装工作が常態化していたと見られている。
こうした無資格者による検査実施と、提出書類の偽装工作は、3年以上前か
ら横行していた可能性が高いとされている。日産の西川社長が10月2日の会見
で、安全性には影響はなく、あくまで手続きの問題であることを強調し、「
検査の工程そのものの意味が現場で十分に認識されていなかった」と述べた。
これらの問題に共通するのは、問題が単発的ではなく、長期間にわたって継
続しているという「時間的な拡がり」と、組織内の多数の人間が関わってい
るという「人的な拡がり」である。 日産、神戸製鋼、相次ぐ不祥事が示す「カビ型」行為の恐ろしさA(BLOGOS)
2017年10月10日 09:05
http://blogos.com/article/251311/
私は、かねてから、そのような行為を“カビ型問題行為”と呼び、“日本の
企業不祥事の特質”として指摘してきた
「カビ型行為」には、不正が始まった時点においては、何らかの構造的な要
因がある場合が多い。法律、規則の内容が実態に反していて、形式的には不
正であっても、実質的には大きな問題はないと当事者が認識していることが
背景になる。
書類の「偽装」は、「形式上の不正」にとどまる限り、昔は、それ程問題に
されなかった。しかし、「コンプライアンスの徹底」が強調される昨今の日
本社会の趨勢からは、「形式上の不正」であってもそれ自体が許容されない
ことになる。
そうなると、過去に行われていた「改ざん」「偽装」が発見されないよう、
「隠ぺい」という新たな不正が行われることになる。そして、その後は、
「改ざん」「偽装」だけでなく、それを「隠ぺい」していることも巧妙に
「隠ぺい」しなければならなくなる。そのようにして、不正行為は潜在化し、
「カビ」として企業組織の末端ではびこることになる
このような形で潜在化した不正は、会社幹部が把握できない場合がほとんど
だ。それが、監督官庁やマスコミへの内部告発という形で表面化すると、企
業に重大かつ深刻なダメージを与えることになる
「カビ型行為」は、通常のコンプライアンス対応による発見が困難であり、
組織内での自主的な自浄作用を働かせることが難しく、ひとたび内部告発な
どによって表面化すると深刻な問題に発展する 日産、無資格検査問題で「新型リーフ祭り」尻すぼみに
(ダイヤモンド オンライン) 2017年10月11日
http://diamond.jp/articles/-/144980
電気自動車(EV)新型「リーフ」の量産開始を祝うオフライン式が、
神奈川県横須賀市の日産自動車追浜工場で盛大に開催されたのが9月
19日のことだ
この日、西川廣人・日産社長は集まった約1000人の従業員を前に「
万全の品質でリーフをお届けしていく」と誓ったが、実際にはこれ
とほぼ同時期、追浜工場を含む国内六つの全工場で国土交通省の立
ち入り検査が行われ、資格のない従業員が完成検査を行って出荷し
ていたことが次々に発覚したのである。
販売攻勢一転、尻すぼみ
日産がEV再発進の象徴として大々的に売り出すはずだった新型リー
フの販売にも、今回の問題が影響を及ぼすのは必至だ。
不幸にも西川社長がリコールを発表した10月2日は新型リーフの発
売日で、本来ならその日を華々しく迎えるはずだった
それが謝罪会見に変わってしまったことは、誰よりも西川社長が悔
やんでいるに違いない。6日に予定していた記者向けの試乗会も延
期となり、“リーフ祭り”の様相は一気に尻すぼみとなり、自粛ム
ードになってしまった
EV新時代を先駆けるはずだった新型リーフの思いがけぬ失速。最大
の敵は、米テスラの「モデル3」でもトヨタ自動車の「プリウスPHV」
でもなく、自らのずさんな検査体制にあった 日産社長が活動自粛(毎日)
2017年10月10日 22時40分
https://mainichi.jp/articles/20171011/k00/00m/020/115000c
日本自動車工業会(自工会)は10日、会長の西川広人日産自動車社長が活動
を当面自粛すると決め、筆頭副会長の豊田章男トヨタ自動車社長が会長代行
に就任したと発表した。日産で新車の無資格検査問題が発覚し、現体制では
27日に始まる東京モーターショーの注目度に影響しかねないと判断した。
豊田氏がショーを取り仕切る
東京モーターショーは自工会が主催し11月5日まで開かれる。西川氏は会長職
にとどまるが、会長代行を置く期間やショー後の体制は未定だと自工会は説明
している。
無資格検査問題で日産は今月6日、販売済みの約116万台のリコール(無料の
回収・修理)を国土交通省に届け出た。16日に予定していた新しい中期経営
計画の発表延期も決めている。 残念! 新型リーフの試乗会が延期に(環境ビジネスオンライン)
2017年10月9日号掲載
https://www.kankyo-business.jp/column/015761.php
10月2日から、横浜の日産本社を起点とした新型リーフのメディア試乗会
が行われるはずだった。
しかし、いきなりの開催延期となった。
延期の理由は、すでに各方面で大きく報道されている例の件である。日産
の車両組み立て工場での最終検査で、資格のない人が検査を行っていたこ
とが発覚し、そのために大規模なリコールが必要となった。
この検査とは、型式認定検査のことだ。型式認定とは、国土交通省が新車
を登録する際に用いる認定制度であり、この検査の実務を自動車メーカー
各社に委託している。未資格の人による検査は2014年から行われていたと
いう
新型リーフのメディア試乗会で使用される予定だった車両は、日産本社が
所有する広報車だが、これらも当然、型式認定検査の資格のない人が神奈
川県追浜工場で検査してしまった可能性がある
例え広報車とはいえ、型式認定が未確認である車両を公道で走らせる訳に
はいかないのだ
新型リーフの試乗を、筆者は心待ちにしていた。
現時点で、新型リーフのメディア試乗会の振り替え開催日について、日産
側から連絡はない状況だ。 日産で無資格検査が横行 消費者への重大な背信だ(毎日)
毎日新聞2017年10月9日
https://mainichi.jp/articles/20171009/ddm/005/070/043000c
日産自動車が完成車を無資格者に検査させ、116万台のリコール
(回収・無償修理)を届け出た問題に新たな疑惑が浮上している。
国土交通省によると、資格のある検査員がやったと装うため、書類上
では正式な立場の者の判子が押されていたという。さらに、有資格者
の印影の異なる複数の判子が使用されていた形跡もあった。
西川広人社長らの「現場の認識不足」という説明とは異なり、組織的
な偽装工作の広がりをうかがわせるものだ。消費者の信頼を裏切る重
大な背信行為とも言える。
リコールで約250億円の費用がかかるが、さらに経営への打撃とな
る恐れがある。消費者のモノづくり企業への不信も招きそうだ。
西川社長は記者会見で「検査そのものは確実にやっていた」と強調し
たうえで、「検査工程の意味が現場で十分に認識されていなかった」
と釈明した。しかし、偽装工作の疑いは、不正な検査をしていること
を現場が熟知したうえで、隠そうとした可能性を示している。
国交省は同じような問題がないか自動車メーカー各社に確認を求める
とともに、日産の管理体制などを厳しく問う方針だ。
日産は、仏ルノー出身のカルロス・ゴーン会長による改革を進め、コ
スト削減や省力化とともに規模の拡大を追ってきた。こうした経営の
あり方が背景にあるのではないか、との見方を西川社長は否定する。
安全性と品質を担う現場に効率化ばかりを重んじる空気が広がってい
ないか、そんな視点から経営を再点検することも必要だろう。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています