朝日新聞デジタル
 10日に公示される衆院選を前に、希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は6日、朝日新聞のインタビューに応じた。衆院選に立候補せず、党の「首相候補」も選挙中に示さない考えを明かした。憲法観や衆院選後の見通しも語った。主なやり取りは次の通り。

 ――最近、安倍政権への批判を強めている。

 東京五輪・パラリンピックは結実させないといけないわけだから、政府と丁々発止というのも(良くない)。一方で、国がいま一つ(東京大会の準備に)乗り出してもらえていない。オールジャパンでやるべきで、そういったことを国会の場できちんと言える同志がほしい。

 ――自民党内の同志と、選挙後の連携はあるのか。

 有権者が選んだ後の話になろうかと思う。(選挙後の)しこりとかはあるかもしれませんが。

 ――自身と近い自民の石破茂元幹事長と野田聖子総務相のことは、政治家としてどうみているか。

 方向性も同じ友人。石破さんは若くして政治経験をこんなに長く積まれている。私が(総裁選で)応援した人の一人。野田さんは、女性として頑張ってほしい。特に障害者に対しての取り組みなど本当に一生懸命やっていらっしゃる。

 ――衆院選を政権選択選挙と位置付けるなら、安倍首相に代わる希望の党の首相候補を選挙期間中に示すのか。

 まあ……。それは基本的にはない。

 ――小池さん一人で党を引っ張るのか。

 そうですね。(7月に地域政党「都民ファーストの会」を率いて圧勝した)都議選も私はずっと応援で、自分自身は(選挙に)出ていない。それと同じこと。

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