長野市の善光寺で８日、国宝に指定されている本堂や国重要文化財の三門、経蔵きょうぞうなどに多数の落書きが見つかった事件で、落書きは同寺敷地内で１００か所以上に上ることが９日、善光寺事務局や長野県警の調べでわかった。

　県警は文化財保護法違反などの容疑で捜査している。

　善光寺事務局によると、落書きは白色のマーカーペンなどで書かれた「×」印のようなもの。境内の本堂や門など５施設の柱や壁のほか、「牛に引かれて善光寺参り」にちなんだ牛の像や特攻隊慰霊碑などでも見つかった。

　県警によると、善光寺から南へ１キロ以上離れたビルや神社、商店など敷地外でも似たような落書きが確認されているといい、関連を調べている。

本堂階段脇の柱などでも落書きが確認された（８日午後、長野市の善光寺で）
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20171009/20171009-OYT1I50024-L.jpg

2017年10月09日 18時42分
YOMIURI ONLINE
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