原告側が製造している男性用下着とUSJが販売しているミニオンズのグッズ(上)
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ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)が販売する人気キャラクター「ミニオン」の関連商品が、若者向けファッションブランドと類似したデザインで商標権を侵害しているとして、大阪市内の男性が販売差し止めなどを求めて大阪地裁に提訴した。12日の第1回口頭弁論で、USJ側は全面的に争う姿勢を示した。

ミニオンは2010年以降に公開された米アニメ映画シリーズに登場するキャラクター。「ミニオン語」を話すゴーグルをかけた黄色い生き物で人気を集めている。

訴状などによると、男性は個人で服飾雑貨の製造・販売を手がけ、08年以降にブランド名「BELLO」「Bello」を商標登録。イタリア語で「いい物」を意味し、帽子や下着を大手百貨店やインターネットなどで販売している。

USJは14年からミニオンの絵柄の商品を販売。下着や帽子などの一部に「BELLO」の文字を使い、これに対し男性側は販売差し止めと1500万円の損害賠償を求めている。

USJ側は「BELLO」(ベロー)は「こんにちは」を意味するミニオン語だと説明し、字体も異なるため客の混同はなく、売り上げはミニオンの知名度によると反論。USJは取材に「詳しいことは裁判で説明する」としている。【原田啓之】

配信10/13(金) 11:41
毎日新聞
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