人口1000万人以上の世界の都市を対象に行った初の調査で、最も女性にやさしい都市はロンドン、それに続くのが東京とパリ、との結果が示された。

この調査はトムソン・ロイター財団が世界19都市を対象に行ったもので、女性の経済的な進出、性的嫌がらせ、医療機関の利便性、文化・宗教的慣行の4つの面から調査した。

性的暴力のリスクが最も低い都市は東京で、パリは3位、ロンドンは5位だった。

東京都の小池百合子知事は、この結果を誇らしいと述べ、2020年のオリンピック・パラリンピック開催に向け、東京をさらに安全な都市にしていくとの決意を示した。また、社会や企業における女性の進出もさらに進めたいと述べた。

「多様性を促進し、東京を、女性を含む誰にとっても活力ある生活を送れる場所にするためのプログラムを進めている」と語った。

ニューヨークは全体で7位、経済的な機会では9位となった。

一方、すべての面で最悪、との結果が出たのはカイロだった。専門家らはカイロの女性は経済的に不安で、女性に対する偏見や有害な慣行がこうした面で女性の妨げとなっていると指摘する。

性的暴力や嫌がらせでは、予想通りニューデリーがブラジルのサンパウロと並んで最下位となった。

ソース/ロイター
http://jp.reuters.com/article/women-best-megacity-idJPKBN1CN0W4