http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171021/k10011184581000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_001

鳥取県中部で最大震度6弱を観測した地震から、21日で1年になります。被災地では、住宅が修繕されないまま空き家になるケースも目立ち始めていて、高齢化による人口減少が進む中、復興に向けた新たな課題となっています。

去年の10月21日に発生した鳥取県中部地震では、倉吉市と北栄町、それに湯梨浜町で震度6弱を観測し、1万5000棟余りの住宅に被害が出ました。被災地では今も48世帯117人が自宅に戻れず、公営住宅での暮らしを余儀なくされています。

また、被災した住宅の修繕工事は人手不足のため遅れていましたが、ことし12月までには希望者のほぼすべての住宅で終わる見通しです。

その一方で、高齢者を中心に経済的な理由などから修繕を見送る人もいて、空き家になるケースが目立ち始めています。
今後、こうした空き家はさらに増えると見られ、人口減少が進む中でどのように地域の復興を図るのか新たな課題となっています。

10月21日 4時26分

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