あの豊田真由子氏(43)が子供や学生に大人気なのだという。「このハゲーッ」の暴言、暴行のニュースで豊田氏は自民党を離党する憂き目に遭い、穂坂泰氏(43)という若くてイケメン、おまけに父親は埼玉県会議長で元志木市長というサラブレッドを自民党から「刺客」に立てられる絶体絶命の危機。ところが、このニュースが逆に豊田氏の知名度を上げ、記念撮影をせがむ若者が絶えないのだという。     

 選挙戦終盤の20日、豊田氏の姿は東武東上線志木駅前にあった。

 公示前と違い、謝罪ではなく「行ってらっしゃいませ」と幾分、控えめな呼びかけ。「大きな声で話さないと、聞こえないぞ」と檄なのか、ヤジなのか判然としない声をかける初老の男性がいたが、豊田氏は「ありがとうございます」と頭を下げる。

豊田氏のそばを2人連れの男子高校生が行ったり来たりしている。おそらくは写真を撮りたいのだろう。結局、名残惜しそうに去って行った。もう1組、高校生の2人組が豊田氏と記念撮影をしていった。豊田氏によれば、朝霞駅に立った際は何組も写真をせがまれ、大いに盛り上がったそうだ。

 驚いたのは、励ます人が多いこと。これは公示前より目に見えて増えた。

 「応援してるからな」 「頑張ってください」

 男女問わず声をかけていく。これも一種の判官びいきなのだろうか。それから、かつての地元密着の政治活動の成果か、以前からの支持者が駆け寄ってきて、抱擁する場面も何回かあった。

http://www.sankei.com/premium/news/171021/prm1710210019-n1.html
http://www.sankei.com/premium/news/171021/prm1710210019-n2.html