24日午前8時35分ごろ、北海道岩内町野束のサケ・マス人工ふ化施設で、サケ約170匹の腹が裂かれ、卵を取られているのを職員が見つけた。岩内署によると、持ち去られた卵は約87キロ(約69万円相当)に上るとみられ、窃盗事件として捜査している。

 署によると、施設は岩内郡漁協が管理し、川を遡上するサケを捕獲して採卵している。いけすは屋外にあり、周辺に腹を裂かれたサケが捨てられていた。部外者もいけすに近づくことができ、職員がいなかった23日夕から24日朝の間に卵だけ盗んだとみられる。

 北海道ではサケの不漁が続いており、その影響でイクラや筋子の価格も高騰している。

配信2017/10/24 21:24
共同通信
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