【カイロ=倉茂由美子】サウジアラビアのムハンマド皇太子は24日、同国北部の紅海沿岸に、投資額5000億ドル(約57兆円)規模の新都市を建設する構想を発表した。石油依存体質からの脱却を図る同国で、過去最大規模のプロジェクトとなる。

 ムハンマド皇太子は同日、サウジの首都リヤドで開かれている国際経済会議で、「NEOM」と呼ばれる構想を発表した。構想はエジプトとヨルダンに隣接する約2万6500平方キロ・メートルの土地に特区を設け、国内外から再生可能エネルギーやロボット産業など、最先端技術の企業誘致を進める内容だ。皇太子は約90か国から集まった参加者の前で構想を披露。ロイター通信によると、ソフトバンクグループの孫正義会長も、事業への協力を表明した。

(ここまで324文字 / 残り110文字)

http://yomiuri.co.jp/world/20171025-OYT1T50159.html