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10月25日 19時55分

25日午後、大阪天満宮で「やぶさめ」の神事の途中に馬が神職を振り落として敷地の外に逃げ、数百人の見物客がいた道路をおよそ600メートルにわたって走り回りました。馬はまもなく捕まえられ、けがをした人はいませんでした。

25日午後3時15分すぎ、大阪・北区の大阪天満宮で「やぶさめ」の神事の途中に神事に使われていた馬が神職の男性を振り落として逃げました。

馬は敷地の外の道路に出て、およそ600メートルにわたって走り回り、数分後に天神橋を渡ったところで警察官や神職らに捕まえられました。道路には見物客や通行人などおよそ数百人がいましたが、けがをした人はいませんでした。
また、振り落とされた神職の男性にもけがはありませんでした。

この馬は関西大学の馬術部から貸し出されていた2頭のうちの1頭で、やぶさめに使われる予定はありませんでしたが、「おはらい」を受ける直前に逃げ出したということです。

大阪天満宮のやぶさめは400年以上前に始まったと言われる伝統の神事で、25日は逃げた馬が捕まったあと、予定どおりに執り行われました。

大阪天満宮の岸本政夫総務部長は、「各地で祭りの事故のニュースを聞いていたので、馬の状態にもっと気をつけておけばよかったと反省しています。今後は安全管理を徹底し、伝統行事を続けていきたい」と話しています。