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10月27日 18時43分

クールジャパンとして海外からも注目を集めるアニメ文化の情報発信の拠点となる東京アニメセンターが東京・市ヶ谷に完成し、28日のオープンを前に、報道関係者に公開されました。

東京アニメセンターは、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催で日本への関心が高まる中、日本のアニメの魅力を伝えようと、大手の印刷会社とアニメの制作会社でつくる協会が開設しました。

センターは東京・市ヶ谷に設けられ、28日のオープンを前に、27日、マスコミ向けに公開され、関係者がテープカットをして完成を祝いました。

センターでは、月ごとにアニメの企画展が開かれ、等身大のアニメキャラクターと一緒に写真を撮れるコーナーや、かつて人気を集めた「タイムボカンシリーズ」など昔懐かしいアニメの原画が展示されています。

また、アニメや漫画の制作に興味を持ってもらおうと、絵を描く際に使う本格的なデジタル機材が実際に体験できるコーナーもあります。
さらに、アニメを制作する人材を育てようと、プロの現場の第一線で活躍しているクリエイターがオンラインで絵の描き方や動画の作り方などをアドバイスする講義も行われることになっています。

大日本印刷の浅羽信行執行役員は「アニメは若い人からお年寄りまで幅広い層のファンを持ち、海外からも高く注目される貴重なコンテンツで、このセンターをアニメ文化の発信拠点にしたい」と話していました。