0001みつを ★
2017/11/01(水) 07:07:29.73ID:CAP_USER911月1日 4時25分
日本で、過去5年間に税関が密輸で摘発した銃のほぼすべてが、アメリカから持ち込まれたものだったことがわかりました。背景にはアメリカでは銃や実弾が広く流通し、入手しやすいことがあるとみられ、全国の税関は取締りを徹底したいとしています。
財務省は海外から密輸されて全国の税関が摘発した銃について、数に限って、毎年、発表していて、去年までの5年間に押収された銃は合わせて23丁に上っています。
押収の経緯などは公表されていませんが、財務省はNHKの取材に対し、過去の記録をさかのぼって調べ、初めて密輸ルートなどの、詳細を明らかにしました。
それによりますと、押収された23丁の銃のうち22丁は、コンテナ船の貨物の中などに隠す手口で、アメリカから持ち込まれたものだったということです。
また、押収された実弾はこの5年間でおよそ1000発に上り、8割以上にあたる800発余りもアメリカから持ち込まれたものだったことも今回、初めて明らかにしました。
財務省は「アメリカでは銃や実弾が広く流通し、入手しやすいのが要因と考えられる。密輸された銃や実弾がテロに悪用される可能性もあり、アメリカからの荷物の取締りを徹底したい」と話しています。
アメリカでは年間およそ1万人が銃で殺害されていて、先月1日には、西部のネバダ州ラスベガスで男が銃を乱射し、アメリカ史上最悪となる58人が犠牲となる事件が起きましたが、銃規制の強化を求める声がある一方で、銃の所持は憲法でも保障された権利だとして根強い反対意見があり、世論は分かれています。
アメリカ 去年はおよそ1万人が銃で殺害される
アメリカの議会調査局の報告書によりますと、アメリカでは2009年の時点で3億丁を超える銃が民間に出回っていると推定されています。
また司法省によりますと、アメリカ軍向けを除く銃の生産量は、おととし年間およそ900万丁と、2013年に次いで過去20年間で2番目に多くなっています。
世論調査機関「ピュー・リサーチセンター」の調査では、アメリカの成人の4割の家庭に銃があると推定されるということです。
銃を使った事件もあとを絶たず、先月1日には、西部ネバダ州ラスベガスで男が銃を乱射し、58人が犠牲となるアメリカ史上最悪の銃の乱射事件が起きました。去年6月には南部フロリダ州のナイトクラブで、男が銃を乱射し、49人が死亡しました。
また、2012年12月には、東部コネティカット州の小学校で、教室に押し入った男が銃を乱射し児童など26人が死亡しました。
FBI=連邦捜査局によりますと去年、アメリカで銃で撃たれて殺害された人はおよそ1万人に上るということです。