https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171114-00000017-jij_afp-int

オーストラリア東部沿岸でサーフィンをしていた際にサメに襲われた英国人医師が、
サメの顔にパンチをして応酬し、間一髪で危機を免れた体験を豪メディアに語った。

地元メディアによると、サメに襲われたのはチャーリー・フライ(Charlie Fry)さん(25)。
警察当局によれば、ニューサウスウェールズ(New South Wales)州のアボカビーチ
(Avoca Beach)で13日、フライさんが友人3人とサーフィンをしていると、海面から突然
現れたサメがジャンプし、フライさんの右肩に体当たりした。

フライさんは14日、豪テレビのチャンネル・ナイン(Channel Nine)に「サメの頭と歯が
海面から現れるのが見え、その顔をパンチした」と語った。「アドレナリンが出た。
自分は死ぬんだと本当に思った。『生きたままサメに食われるんだ』ってね」

フライさんは自分を襲ったサメは体長1.8メートルほどだったと回想しているが、
後に地元救助隊のヘリコプターがアボカ沖で体長3メートルのホホジロザメと同じく
体長3メートルのサメ「クロヘリメジロ」を確認している。

結局、フライさんは友人らと無事に海辺まで戻ることができた。フライさんは肩と腕を
サメにかまれたが、大事には至らなかった。フライさんは当初、サメにかまれたことに
気づいていなかったという。

オーストラリア沿岸では今年、人がサメに襲われる事件が16件起きている。
人とサメとの遭遇が増えていることについて専門家らはウオータースポーツの人気が
高まっていることに加え、サメの餌となる小魚が陸地に近づいているためとみている。