0001孤高の旅人 ★
2017/11/16(木) 08:35:15.31ID:CAP_USER92017年11月16日 08時00分
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20171116-220590.php
国内で一時絶滅したとされ、環境省のレッドリストで絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧1A類に分類されている「アカハネバッタ」が、福島県内で初めて発見されたことが15日、分かった。近年の国内での個体確認は4例目で、県は月内をめどに改訂を目指す「ふくしまレッドリスト」の絶滅危惧1A類にアカハネバッタを新たに加える方針。
15日に福島市で開かれた県自然環境保全審議会希少野生生物保護部会で報告された。アカハネバッタの発見者は福島大大学院生で、同大が16日、詳細な内容を発表する。
同部会長の黒沢高秀福島大共生システム理工学類教授(植物分類学・生態学)は福島民友新聞社の取材に対し「全国的にも大きな発見で、県内に貴重な自然が残っていることの裏返しだ。地道な調査で自然環境を正確に把握することが、より効果的な環境行政の推進につながる」と話す。
環境省などによると、アカハネバッタの成虫は2.5〜4センチ。後羽の一部が赤いのが特徴。海岸の松林周辺や内陸の草地など、人間の生活範囲に近い場所に生息していた。
松林の管理放棄などによる生息地の減少で、一時は絶滅したと思われていたが、2013(平成25)年に長野県内で約30年ぶりに発見された。ほかに山形、新潟両県で発見例がある。環境省は16年2月、アカハネバッタを種の保存法の国内希少野生動植物種に指定し、捕獲や採取、譲渡などを原則禁止とした。