いつまでも見た目を若く保ちたい人は多いだろう。老けないために最も重要なことの一つが、健康的な食生活だ。

番組では、「老けない人は何を食べているのか」の著者・日本抗加齢医学会指導士の森由香子氏が、
美容のための食事について解説した。

ナッツやドライフルーツは2、3個にとどめて

ビタミンAが豊富な鶏レバーだが、食べ過ぎると薄毛になるおそれがある。

30〜49歳のビタミンAの1日の摂取推奨量は900マイクログラムだが、鶏レバー串を1本食べると
4200マイクログラムにもなる。ビタミンAの過剰症の一つに脱毛があるのだ。

居酒屋でたまに1本食べるくらいなら問題ないが、毎日食べ続けると危険だ。適量を心がけよう。

美容のためと思ってナッツやドライフルーツをたくさん食べるのはNGだ。確かに栄養価はとても高いが、
その分カロリーも高い。小腹が空いた時の適量は2〜3個だ。

甘いものを食べたい時は食後にしよう。空腹時に甘いものを摂(と)ると血糖値が急上昇する。
血糖値を下げる働きがあるインスリンが放出されるが、体脂肪を作る働きもあり、肥満につながりやすい。

若々しい肌を保つためには色々な食材を摂るべし。肌の状態は季節によって異なるので、
季節に応じて必要な栄養素を意識して摂る必要がある。

冬は乾燥し、血行が悪くなる。カキ、ギンダラ、カボチャ、ブロッコリーなど、ビタミンEが豊富な食材がオススメだ。

フルーツの中で肌によいのはキウイだ。「美肌ビタミン」といわれるビタミンA、C、Eが豊富に含まれる。
キウイに含まれるビタミンAは植物性のβカロテンで、必要に応じて体内でビタミンAに変わるので、食べ過ぎによる薄毛の心配は不要だ。

JCASTニュース
https://www.j-cast.com/healthcare/2017/11/19314266.html