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11月25日 5時26分

ロシアを訪れている河野外務大臣は日本時間の24日夜、シュワロフ第1副首相とともに両国の経済協力を協議する委員会に出席し、極東地域での協力をさらに推進するとともに、来年が両国の相互交流の年となっていることを踏まえ、交流の拡大を図っていくことになりました。

日ロ両国の経済協力を協議する委員会は、河野外務大臣の父・洋平氏が外務大臣を務めていた1994年に発足させたもので、河野大臣は日本時間の24日夜、モスクワで開催された会合にシュワロフ第1副首相とともに共同議長として出席しました。

日本側は、極東地域での協力は拡大の余地があるとして、インフラ整備やエネルギー開発など4つの分野で協力を進めていくことを提案し、今後具体化させていくことで一致しました。

また来年が両国の相互交流の年となっていることを踏まえ、交流の拡大を図っていくことになりました。

これに先立って河野大臣はラブロフ外相と会談し、平和条約の締結に向けて、北方領土での共同経済活動について、双方の法的立場を害さない形で来年春にも具体化できるよう事務レベルの協議を加速させることなどを確認しました。