AP通信は25日、ジンバブエの高裁が、ムガベ前大統領(93)を辞任に追いやった国軍の蜂起を合法とする判断を下したと伝えた。
事実上のクーデターで「憲法違反」との批判もある中、軍と関係が深く24日に新大統領に就任したムナンガグワ氏(75)の統治に正統性を与えた形だ。

 判断は24日付。ムガベ氏の妻グレース氏(52)が次期大統領の座を狙っていたことを念頭に、高裁は「ムガベ氏の周辺人物による政権奪取を阻止するための軍の介入は、憲法上許される」と指摘した。

 一方、ムガベ氏が今月6日にムナンガグワ氏を第1副大統領職から解任したことは違法だと判断した。(共同)

2017年11月25日22:30 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20171126/k00/00m/030/095000c