東京・上野動物園で生まれたジャイアントパンダの赤ちゃんの公開を来月に控えて盛り上がりを見せる中、雌パンダ1頭を飼育する神戸市立王子動物園(同市灘区)は雄の貸与を求め中国側への働きかけを強めている。
同園は7年前に雄を失って以降、繁殖が実現していない。園長自ら訪中するなど交渉を続けているが、日中間の外交カードにもなるパンダの貸与は一筋縄ではいかないようだ。

 現在、同園で飼育中の雌のタンタンは平成12年に雄のコウコウと一緒に来園。この貸与は阪神大震災の被災地を励ます意味もあり実現した。
繁殖にも取り組んだが相性が合わず失敗。14年に来園した2代目コウコウとの間には赤ちゃんが生まれたが、直後に死んだ。
子宝に恵まれない中、コウコウが22年に麻酔中の事故で急死。翌23年に中国と新たに雄の貸与について文書を交わしたが、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる問題などで日中関係が悪化し、交渉が難航していた。

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2017年11月25日22:18 産経WEST
http://www.sankei.com/west/news/171125/wst1711250055-n1.html