https://mainichi.jp/articles/20171127/k00/00m/040/130000c
11月27日 01時59分
札幌市東区で帰宅途中の女性が背中を刺された事件で、北海道警は26日、同市内の中学1年の少年(12)を殺人未遂の非行内容で保護し、同市児童相談所に通告した。道警によると、少年は「人を傷つけたい気持ちがあった」と話しているという。

 非行内容は、25日午後6時ごろ、同区北43東17の路上で、近くに住む20代の女性の背中を包丁で刺し、1〜2カ月の重傷を負わせたとしている。

 女性は刺された後、通行人に助けを求め、病院に搬送された。女性の所持品は奪われていなかった。女性は「知らない男に刺された」と話しており、道警は通り魔事件の可能性もあるとみて、捜査していた。

 現場は市営地下鉄東豊線栄町駅近くの大型スーパーや道営住宅が建ち並ぶ住宅街。事件を受け、近隣の中学校は当面、午後4時以降の部活動を中止し、小学校は27日、教員が児童の登下校を見守り、警戒することにしていた。

 現場近くのスーパーの防犯カメラに、歩いて女性の後を追っていた不審者の映像があり、少年の姿と似ていたことから道警が事情を聴いた。少年の自宅から刃物が入っていたケースが見つかったという。【真貝恒平】

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