教室にスマホ設置 盗撮目的か 男を逮捕 東京 中野区
日本放送協会:2017年12月11日 12時21分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20171211/k10011254261000.html
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東京・中野区の小学校で、教室にスマートフォンを設置するために校内に立ち入ったとして、この学校の用務業務を担当している男が警視庁に逮捕されました。
スマートフォンは教室の壁に貼られ、掲示物で隠した状態で見つかり、男が「児童を撮影したかった」と供述しているということで、警視庁は盗撮目的だったと見て調べています。

逮捕されたのは、中野区の小学校で用務業務を担当している川合加寿人容疑者(44)で、警視庁によりますと、今月7日の朝、自分が勤務する小学校の校内に業務に関係なく立ち入ったとして建造物侵入の疑いが持たれています。

これまでの調べによりますと、児童が教室の壁に貼られた掲示物の隙間にスマートフォンが設置されていることに気付き、川合容疑者が自分のものだと認めたことなどから、警視庁に通報したということです。

スマートフォンは粘着テープで教室の壁に貼られ、カメラのレンズ部分に穴を開けた掲示物を上からかぶせて隠した状態だったということです。

警視庁によりますと、調べに対し、容疑を認め、「児童を撮影したかった」と供述しているということです。
警視庁は盗撮目的だったと見て、今後、スマートフォンを解析するなど調べを進めることにしています。

■区教委「責任感じる」

小学校や中野区の教育委員会によりますとこれまでに緊急の保護者会を開き、今回の経緯について説明したということです。
用務員が逮捕されたことについて、区の教育委員会は
「大変に遺憾で責任を感じる。今後は捜査の進展を見ながら、子どもたちのケアに務めていきたい」としています。