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12月11日 16時50分

中国・四川省の寺で10日、火事があり、高さおよそ80メートルの木製の塔としてはアジアで最も高いとされる塔が焼失しました。
10日午後、中国内陸部の四川省徳陽市にある寺、九龍寺の施設から火が出て燃え広がりました。

火は、木製の塔としてはアジアで最も高いとされる高さおよそ80メートルの塔にも燃え移りました。

現地からの映像では、塔からオレンジ色の炎が勢いよく上がり、辺り一面が白い煙に包まれ、上のほうから塔がばらばらと崩れ落ちていく様子が確認できます。

火はおよそ4時間後に消し止められ、この火事によるけが人はありませんでしたが、木製の塔を含む、寺の敷地内の3つの施設が全焼したということです。

地元のメディアによりますと、焼失した塔は17世紀、中国の明の時代に建てられ、その後、2008年の四川大地震で倒壊したため、元の場所に再建されたものだったということで、地元警察は、当時の状況や火災の原因について調べています。