阪神道3人死傷 トラック運転手、直前カーフェリーで飲酒
毎日新聞2017年12月11日 23時50分(最終更新 12月11日 23時50分)
https://mainichi.jp/articles/20171212/k00/00m/040/118000c

 大阪市平野区の阪神高速松原線で先月22日未明、大型トレーラーがタクシーに衝突し、乗客ら3人が死傷した事故で、自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで現行犯逮捕されたトラック運転手、篠原正容疑者(55)=愛媛県新居浜市=が、直前に乗っていたカーフェリーの中で飲酒していたことが分かった。

 大阪府警は11日、容疑を同法違反(過失致死傷)と道交法違反(酒気帯び運転)に切り替えて送検。篠原容疑者は「昔から仕事で乗ったフェリーの中で同僚らと酒を飲んでいた」と供述しているといい、府警は数十年間続けていたとみている。
 高速隊によると、篠原容疑者は運送会社「三豊運送」(香川県観音寺市)の運転手で、当時仕事で新居浜市から愛知県に向かう途中だった。11月21日夕に新居浜発神戸行きのフェリーに乗船。22日午前0時前に到着し、そのまま運転を始めていた。篠原容疑者は「出勤前にコンビニ店で焼酎を買い、フェリーで水割りを4杯くらい飲んだ」と話しているという。【伊藤遥】