クロマグロ当初枠確保を県に要望
(ながさき県)

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/5033490171.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

国際的な取り決めで漁獲が制限されている小型のクロマグロについて、
水産庁が定置網での漁獲量が年間の上限を超えたとして、長崎県など20の道府県に対し
一律に漁の操業自粛を要請したことを受け、長崎県内の漁業者が、
全国での漁獲量に関わらず当初配分された枠での水揚げなどを求める要望書を県に提出しました。

水産庁は資源保護のため、30キロ未満の小型のクロマグロについて、
定置網での年間の漁獲量を長崎県を含む20の道府県で合わせて580.5トンに制限しています。
ことしの漁獲量の管理は7月から始まりましたが、北海道でクロマグロの群れが
定置網にかかったことなどから、3か月あまりで上限を超える770トンとなり、水産庁は来年6月まで
定置網の操業を一律に中止するよう要請していました。

これに対し、長崎県内の漁業協同組合の関係者など、およそ10人が
県庁を訪れ、中村知事に要望書を手渡しました。
この中では、全国での漁獲量に関わらず、当初、長崎県に配分された枠の水揚げが出来ることや、
マグロ漁からほかの漁に変えるために必要な漁具をそろえるための支援を求めています。

中村知事は「漁業者が安心できるよう国に対して要望していきたい」と述べました。

県によりますと、長崎県の定置網による小型のクロマグロの漁獲量は、先月16日時点で
上限の29.1トンに対して3.9トンだということです。

要望書を出した長崎県漁業協同組合連合会の川端勲代表理事会長は
「マグロ漁で生活している漁師は苦境に陥っていて、何とかこの窮状を救ってもらいたい」
と話していました。

12/12 17:48