トヨタ自動車とパナソニックは13日、午後3時半から東京都内で記者会見を開く。電気自動車(EV)などに使う車載電池での提携策などについて発表する。トヨタの豊田章男社長やパナソニックの津賀一宏社長が出席する予定だ。

 パナソニックは車載電池の最大手で、既にトヨタはハイブリッド車用電池で提携関係にある。生産コスト削減のため、新たにEV電池の規格づくりなどで連携する。

 トヨタは日本で燃料電池車の普及に取り組んでいる。中国や欧州では政府が主導し、EVへのシフトが進んでいる。トヨタとパナソニックが連携し、海外勢に対抗する。

 トヨタはEVの商品化に向け、他社との協業を加速させている。9月にはマツダに加え、EVの基幹技術を共同開発する新会社を設立。11月にはスズキが2020年ごろにインドで生産を始めるEVを調達し自社ブランドで販売することを検討すると発表した。中国メーカー2社が開発したEVを現地合弁会社で生産することも検討している。

配信2017/12/13 11:43
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO24572740T11C17A2EAF000/

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