業者勝訴、町の不同意取り消し判決
2017.12.12 18:50
http://www.uty.co.jp/news/20171212/3503/

富士河口湖町に太陽光発電設備の設置を不同意とされた東京の業者が町を訴えた裁判で、甲府地裁は町の処分を取り消す判決を出しました。
この裁判は東京の業者が富士河口湖町の富士ケ嶺地区に太陽光発電設備の設置を計画しましたが、町に不同意とされたため、その処分の取り消しを求めたものです。
この裁判で町は、酪農地域に大規模な太陽光設備は好ましくないという意見が地元、富士ケ嶺地区から出ていたことを処分理由に挙げていました。
しかし甲府地裁は、施設が生活環境を害するという具体的な立証もないのに、地域の不同意だけが主な理由となっていることは町長の裁量権を逸脱し違法だとして、町の不同意処分を取り消す判決を出しました。
この判決に対し業者側は、近隣の方の理解を得ながら適法に事業を進めたいとし、一方富士河口湖町は弁護士と相談して今後の対応を決めるとコメントしています。