県立高田病院の定礎式

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/morioka/6045904131.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

東日本大震災の津波で全壊し、高台で再建工事が行われている陸前高田市の県立高田病院が
来月にも完成する見通しになり、13日、定礎式が行われました。

陸前高田市の中心部にあった県立高田病院は、東日本大震災の津波で全壊し、
現在、仮設の病院で診察を行う一方、高台に場所を移して去年10月から再建工事が行われています。
そして、工事がほぼ終わり、来月にも完成する見通しになったことから、
13日、県や市、それに病院関係者などおよそ40人が参加して定礎式が行われました。

式典では神事が行われ、施工業者が「定礎」と彫られた石のプレートを正面入り口近くの壁にはめ込み、
病院の無事の完成を願いました。
新しい高田病院は2階建てで、病床数は震災前の病院とほぼ同じ60床が整備されるほか、
内科や外科、それに整形外科やリハビリテーション科など8つの診療科を備えています。

県立高田病院の田畑潔院長は
「ようやくここまで来ました。復興の力となるためにも、医師の確保など、
医療体制の充実に取り組んでいきたい」と話していました。

新しい高田病院は、来年1月下旬に完成し、3月1日から業務が始まる予定で、
これによって、津波で被災した県内の3つの県立病院すべてが再建されることになります。

東日本大震災の津波で、県内では、県立高田病院のほかにも、2つの県立病院が全壊するなどの被害を受けました。
このうち、全壊した大槌町の県立大槌病院は去年5月、元の場所から
内陸側に移して再建され、診療が行われています。
また、1階部分が浸水して多くの医療機器を失った山田町の県立山田病院も、
去年9月に高台に再建され、診療が行われています。

12/13 19:41