http://www.bbc.com/japanese/42347987

英下院は13日、欧州連合(EU)離脱法案について、EUとの最終合意を議会の採決に付すとした修正案を賛成309、反対305で可決した。与党・保守党からも11人の造反者が出ており、メイ首相にとって打撃となった。

政府は、離脱を滞りなく進めるのを妨げる可能性があるとして修正案に反対しており、賛成する議員らへの譲歩も提示しようとしたものの、可決に至った。

政府高官らは修正案可決は「大きな後退ではない」とし、2019年の離脱を押しとどめるものでないと語った。

保守党の造反議員には8人の元閣僚が含まれる。その一人、スティーブン・ハモンド元運輸政務次官は造反後に保守党の副幹事長を罷免された。
ハモンド氏はツイッターで、「今晩私は、党よりも国と選挙区の有権者を優先させ、議会で意義のある採決をするため自分の主義に沿って投票した」と述べた。
政府は、議会への「強い保証」にもかかわらず、ブレグジットをめぐる採決で初めて敗北したことに遺憾の意を表明した。

(英語記事 Brexit bill: Government loses key vote after Tory rebellion)

2017/12/14