由利本荘市の中学校に勤務する43歳の男性教諭が教室にタブレット端末を設置し、女子生徒の着替えを盗撮したとして、県教育委員会は、この教諭を14日付けで懲戒免職にしました。
懲戒免職の処分を受けたのは、由利本荘市の本荘北中学校の飯嶋誠宏教諭(43)です。
県教育委員会によりますと、飯嶋教諭はことし10月1日、文化祭のときに、顧問を務める吹奏楽部の女子生徒およそ40人が着替えをしていた教室に私用のタブレット端末を設置し、盗撮したということです。

タブレット端末は棚に並んだDVDの裏に隠すようにして録画状態にして置かれているのを女子生徒が見つけ、発覚しました。
発覚後、飯嶋教諭が端末を初期化し、映像を消しましたが、およそ1か月後に盗撮目的だったことを認め、「自分の心の弱さに負けてしまった」と話しているということです。
飯嶋教諭は警察の捜査を受け、今月7日に建造物侵入の疑いで書類送検されています。

県教育委員会は教員に求められる倫理観を著しく欠いたとして、14日付けで懲戒免職にしました。
県教育委員会義務教育課の佐藤有正課長は14日、県議会の教育公安委員会で処分を報告し、「教職員の不祥事により、生徒を深く傷つけ信頼を損ねたことをおわびし、再発防止に務めます」と陳謝しました。

配信12月14日 12時59分
秋田 NEWS WEB
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