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12月16日 17時09分
東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県沿岸を走る三陸鉄道でこたつを囲みながら沿線の景色を楽しんでもらう「こたつ列車」の運行が16日から始まりました。

「こたつ列車」のことしの運行は三陸鉄道北リアス線の久慈駅と宮古駅の間で、16日から始まりました。

正午すぎに久慈駅を出発した列車には12台の掘りごたつが用意され、県内外から訪れたおよそ40人が乗り込みました。乗客はうにやあわびといった三陸の海産物を盛りつけた特製の弁当などを味わいながらおよそ1時間40分の旅を楽しみました。

また、車内では三陸鉄道の社員が東日本大震災からの復興状況を説明したり、NHKのドラマ「あまちゃん」でロケ地として使われた駅などを紹介したりしていました。

このほか、久慈地方の伝統行事で秋田の「なまはげ」に似た「なもみ」が「悪いやつはいねーが」などと大声を出しながら車内を練り歩き、乗客を驚かせていました。

東京から訪れた女性は「東北には初めて来ました。ローカル線に乗るのが好きなので、また乗りに来たい」と話していました。

「こたつ列車」の運行は、来年3月末までの土曜・日曜・祝日のほか、年末年始の今月30日から来年1月8日までの間は1日1往復運行されます。

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