北京で開催されたシンポジウムで、北朝鮮情勢について複数の中国の専門家らが「戦争が起きる可能性が高い」と指摘し、
軍事衝突への危機感をあらわにしました。

元南京軍区副司令官・王洪光氏:「いつでも戦争は起きる。今夜にもあるかもしれない。今から3月までが瀬戸際だ」

中国人民大学国際関係学部・時殷弘教授:「ここ数年来で一番、戦争が起きる可能性が高いのは今だ」

出席した専門家のうち半数は北朝鮮の核・ミサイル開発技術が進歩し、アメリカと北朝鮮の対話が遠のいているなどと指摘し、
朝鮮半島で戦争が起きる可能性が高まっていると主張しました。

また、有事に備えて核汚染の危険性がある中国東北部を防衛する要員を増やすなど、準備をするべきだと主張する意見も出ました。

中国戦略文化促進会常務副会長・羅援氏:「中国は会談を促して戦争を防ごうと努力している」

この軍事評論家は、「中国は、アメリカと北朝鮮の会談の場を提供する。もしアメリカが受け入れず、戦争が起きれば責任はアメリカにある」と強調しました。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000116849.html