http://yomiuri.co.jp/national/20171218-OYT1T50013.html

 札幌市で9月に開催された「さっぽろオータムフェスト」でカキ料理を食べた観光客ら6人がノロウイルスに感染していたことがわかった。

 市保健所の立ち入り検査では食中毒と断定できなかったが、事態を重く見た実行委員会は、会場管理者だけに実施している衛生管理指導を、来年からは出店者全員に拡大することなどの対策を検討している。

 フェストは9月8〜30日、大通公園をメイン会場に開かれ、秋の味覚を楽しみに200万人以上が訪れた。食中毒防止のため加熱した料理だけが許可されており、出店した約300店のうち約20店がカキ料理を出していた。

 市保健所などによると、ノロウイルスが検出された6人は3グループで、いずれもフェストで蒸しガキや焼きガキを食べたと話していた。6人は嘔吐おうとや下痢などの症状を訴えたが、いずれも症状は軽く、すでに回復している。

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