神戸市東灘区の市立六甲アイランド高校で1年の男子生徒が校舎5階から転落し、重体となっている問題で、男子生徒は転落直前、会員制交流サイト(SNS)を巡る生徒間のトラブルについて約8時間にわたり教諭らから事情を聴かれ、反省を促されるなどの指導を受けていたことが25日、神戸市教育委員会などへの取材で分かった。23日以降、クラスと離れた別室での指導を受けることが決まっていたといい、市教委は「指導が適切だったのかどうかも含めて調査する」としている。(井上 駿、広畑千春)

学校関係者らによると、男子生徒は今月発覚したツイッター上のトラブルについて22日、始業前から1階の個室でトラブルの内容や経緯などを聴かれるなどした後、休憩や自習を挟みつつ、翌日以降に別室での指導を受けることを告げられた。指導を終えた十数分後の午後5時ごろ、敷地内で倒れているのが見つかった。校舎5階の窓が開いており、ここから転落したとみられる。

同校の関係者によると、同様の指導では、朝から1人で別室に入り、一日の予定を書き出し、それを実践できたかなどの反省を記したり、学校や家族について作文を書いたりするという。期間は2週間近くに及ぶこともあったといい、生徒指導担当教諭から「高校を辞めるか」などと強い口調で言われた生徒もおり、関係者は「指導を受けた後、かなり落ち込んだ様子の生徒もいた」と話した。

市教委は、男子生徒に関して「指導の中身や期間については明らかにできない」とする一方で、「指導の際は、生徒の人権に十分配慮している」と強調。「男子生徒の転落と指導の関係については、現段階では分からず、詳細は差し控える」としている。

配信12/26(火) 5:30
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