神戸・メリケンパーク(神戸市中央区)で今月2日から開かれ、26日に閉幕した巨大ツリーの観覧イベント。催事後の「使途」が話題となったが、同日深夜から撤去作業が始まり、枝や幹などが切り落とされ、一夜にして“生木”から“材木”へと姿を変えた。

 富山県氷見市の山中から運ばれた推定樹齢150年とされ、全長約30メートルのアスナロの木。イベント終了後、どうなるのかについて、主催側は当初「未定」としていたが、ネット上で記念品「バングル(腕輪)」販売が告知されたことから、「切り倒すのか」などの意見が噴出し、バングルの販売は休止された。一方で2割程度は生田神社の鳥居に使われることが決まった。

 残りの木の活用方法はいまだに明らかにされぬまま。“材木”となったアスナロの明日はどうなるのか。

伐採されるアスナロの木=27日未明、神戸市中央区のメリケンパーク
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伐採されトラックの荷台に載せられたアスナロの木=27日午前9時7分、神戸市中央区のメリケンパーク
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配信2017/12/27 11:15
神戸新聞NEXT
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