2017年は金融緩和であふれるマネーがあらゆる資産に流れ込んだ。世界30カ国以上の株価指数が最高値を更新。世界株の時価総額は84兆ドル(9500兆円)と1年で15兆ドル(21%)拡大した。債券や原油、金も同時に買われた。世界同時好況と低金利の併存が、市場の変動率が低水準で推移する「熱狂なき全面高」を演出した。だが市場の安定が永続しないのも事実だ。米欧の緩和策が出口に向かう中、超低位で推移してきた…

配信2017/12/29 20:30
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https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25256840Z21C17A2MM8000/