アメリカの28日木曜日の夜に、カンザス州ウィチタの男性(28歳)が警察によって射殺されたという報道がありました。 これだけですとゲームとは全く関係ない一文なのですが、報道の直後に『CoD』のコミュニティが、これはアメリカの警察特殊部隊「SWAT」に人質事件といった偽の通報をし相手の家に送り込む「Swatting(スワッティング)」という悪質極まりない行為のせいだとの声が上がりました。

警察の調査の結果、SWATの出動は『Call of Duty: WWII(コール オブ デューティ ワールドウォー 2)』の賭け試合に負けたプレイヤー2人が引き起こしたもので、被害者は完全に無関係な人物だという最悪な事態だったことが判明しました。

アメリカの28日午後、UMGというサイトで掛け金1.50ドル(約169円)の試合が行われる。

敗北したチームの2人のプレイヤーM1ruhcleとBaperizerが激昂しお互いをTwitter上で挑発。

M1ruhcleが無関係の近所の住所を自分の住所だと伝える。

Baperizerが、12月上旬にもテキサス州ダラスのイベントでもスワッティングを行ったと目されている人物(Swatter)にその住所を伝える。

依頼を受けたSwatterが、カンザス州の地元警察に「父が銃を持ち家族を人質にして自殺を計っている」と嘘の通報。

SWATは通報を受けた無関係の住所に突撃、住民のAndrew Finch氏が玄関から出たところを射殺される。

報道後に当事者のプレイヤー2人はTwitter凍結後に削除、通報した人物はIDを変更。現在警察は、より詳細な調査を継続中。

偽の住所を公開したM1ruhcleは「誰かが自分をスワッティングしようとして、無実の男性が殺された」とツイート。 スワッティングを行った人物は「自分がSwatしたガキの家がニュースに出ている」、「自分は誰も殺していない、なぜなら銃を撃ったのは自分ではなし、SWATの一員でもないからだ」とツイート。 当事者達のあまりにも無責任極まりないツイートには言葉を失います。

突然命を奪われたAndrew Finch氏のご遺族が会見に出席。 母親のLisa Finch氏は「息子はゲームをしなかったし、スワッティングという行為の存在など知らなかった」と涙ながらに話しつつも、失望からの乾いた笑みまで浮かべ、怒りと混乱の様相が激しく伝わります。 もちろん彼は銃を持っていたわけではなく非武装です。また、Lisa氏は「息子は誤報で警察に殺害された」と警察の手順も厳しく批難しています。

全文はURL先で
http://fpsjp.net/archives/298793
SWATに射殺される動画
http://youtube.com/watch?v=wZHCXJ_uk3Y
スワッティングbest10
http://youtube.com/watch?v=gedVHbgIt7c