■福袋争奪戦は“戦争”

今年も年始に盛り上がった『福袋』。
元日の朝の池袋の百貨店には、午前中だけで2万人を超す人が列をなし、1日の来店者数は40万人に上った。

【画像】大量の福袋をワゴンに積み込んでいく買い占め集団
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オープンと同時に店内になだれ込む人々は、1万円相当の商品が入った3000円の福袋の争奪戦。
他にも2万円以上の洋服などが3着入って1万円の福袋や、2万円の福袋の中に4万円相当のタブレットが入っていた男性も喜びを隠せずにいた。

一方で、最近一番人気の福袋は“グルメ系”。
実は去年の、「福袋購入満足度」調査では、グルメが洋服を抜いてトップに躍り出ていた。

この百貨店でも2000円のお肉の福袋にはベーコンなど4000円相当がぎっしり。
他にも色々な種類のお茶が入った福袋が2000円など、グルメ系の福袋を購入する客が多くいた。

同じくグルメ系の福袋を購入していた渡辺さんは、20年福袋を買い続けているそうだ。福袋を“戦争”だという渡辺さんは、3日間で買う予定の福袋の数を「言ったら夫に家を追い出される」とお茶を濁していた。そんな渡辺さんの福袋争奪戦に密着した。

元日は池袋の百貨店でお菓子と化粧品などの福袋を購入した渡辺さんは、1月2日には新宿の百貨店にいた。

先行して朝早くから行列に並んでいた娘と合流した渡辺さん、開店と同時にスタートダッシュで化粧品売り場に行き、整理券をゲット。
渡辺さんによると化粧品はとにかく一番最初になくなってしまうそうだ。確かにこの日先着24点限りだった化粧品の福袋は即完売していた。

ほっと一息かと思いきや、一緒に並ぶ娘に「“例の”お菓子屋さんに並んで!」と指示を出し、行列ができる2店舗の福袋購入を任せ、自らは地下食品売り場の行列にならない店舗の福袋を次々と購入。

広い店内を縦横無尽に駆け回ること2時間で、化粧品におかき、焼き菓子や梅干しにかまぼこなど計16個の福袋、締めて8万円分を購入していた。

ほとんどがグルメ系だった理由を聞くと、「初売りっていったら昔は洋服屋さんにも飛んで行っていたんですが、それが着なくなり、無駄になることがわかったんです。一方で“グルメ系”は完全な消耗品なので半年後には確実になくなっています」と話す通り、3日間で購入した約10万円分の福袋30点も確かに使い切れるものばかりだった。

>>2以降に続く

配信1月10日
ホウドウキョク
https://www.houdoukyoku.jp/posts/24271