https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180112-00050062-yom-soci

新潟県三条市のJR信越線で大雪のため動けなくなった普通電車は、
駅と駅の間で約15時間にわたって立ち往生した。

信越線は11日朝から遅れや運休が相次いで電車に乗客が集中、
4両編成に約430人が乗っていた。乗客は席を譲り合って一夜を明かしたという。

電車は、雪の影響で定刻より約80分遅れて新潟駅を出発し、長岡駅を目指していた。
車内は帰宅途中の高校生や会社員らで混雑し、立ったままの乗客も見られた。
動けなくなったのは、三条市の東光寺駅を出て約300メートル進んだ地点。
同市の積雪は11日午後9時現在で80センチ近くに及んでいた。

12日未明から、家族が車で迎えに来るなどした乗客が順次降り始めた。
午前5時頃に友人と降車したという新潟明訓高3年(17)は
「電車から出られてうれしいけれど、家族を待たせてしまったので申し訳ない。
ここまで長引くとは思わなかった」と疲れた様子だった。