0001ハンバーグタイカレー ★
2018/01/17(水) 10:04:28.17ID:CAP_USER98年ぶりの大雪となった新潟市では、幹線道路以外は雪が残ったままのところが多く、中でも坂道や幅の狭い道路が多い西区では16日も市民らが除雪作業に追われた。宅配便大手のヤマト運輸は、西区に配達する荷物の全国での受け付け中止を16日も継続。西区内を走る区バスの「中野小屋ルート」は16日も運休した。市民生活への影響が続く西区の現状を取材した。(太田泰)
■パトカー動けず
午前11時半前、JR新潟大学前駅で電車から降りると、大学生らが足早にキャンパスへと歩いていた。新大へと続く幅が比較的広い道路は積もった雪がほぼ取り除かれ、車の流れもスムーズだ。しかし、生活道路に入ると除雪はほとんど進んでいない。
新大に向かう途中、パトカーが赤色灯を付けながら脇道に入っていった。後を追うと、ワゴン車が雪道で動けなくなっていた。ドライバーと警察官が協力して脱出に成功したものの、今度はパトカーが立ち往生する事態に。周辺の道路では動けなくなった軽乗用車があちこちにあり、取材の傍ら、昼過ぎまでに3台の車を押して手助けした。
坂道で立ち往生した車の脱出に力を合わせている男性2人がいた。路地で雪かきをしていた住民(82)と、車で加茂市から通学途中だった新大2年の田代知也さん(21)だ。タイヤの前後に砂をまき、板も置いて摩擦力を高める方法で、見事に車は動き出した。
■「小道は怖い」
この住民の男性は、14日からの3日間で8台の車を手助けしたという。「除雪車が来ないので、積もった雪を道の脇にどかしているが、雨でぬかるんだ雪にはまって軽乗用車はすぐに動けなくなる」と話した。
田代さんは「雪の多い中越地域と比べると、新潟市は除雪の進み具合が全然違う。小道は怖くて通れない」と指摘する。ただ「普段は新潟市にこれほどの雪は降らないので、仕方がない面もある」とした。
夫婦で雪かきをしていた住民の女性(62)は「雪にはまった車を学生さんたちが手助けする場面を見ることができてよかった」と、にこやかに話した。日本人が大切にしてきた助け合いの気持ちが、若者にきちんと引き継がれていることを再発見できたことがうれしかったという。
同市社会福祉協議会によると、大雪となった11日から15日までに、高齢者や障害者から除雪作業などに当たるボランティアの派遣要請が93件あり、このうち西区からは3分の1以上の35件にのぼっている。
◇
大雪が残る中、県内では西区の新潟清心女子など私立高校の入学試験が16日、全19校のうち16校で行われた。県などによると、各校とも受験生の遅刻といったトラブルはなかったという。このほか、胎内市の開志国際が23日と24日、新潟市江南区の新潟明訓と中央区の新潟第一で2月1、2日に予定されている。