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1月18日 6時09分
人工衛星を低コストで打ち上げようと開発された日本の新しい小型ロケット、「イプシロン」の3号機が大手電機メーカーの衛星を載せ、18日午前6時すぎ、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。打ち上げの成否は午前7時前に判明する見通しです。

日本の新しい小型ロケット「イプシロン」の3号機は、大手電機メーカーのNECが開発した地球観測衛星「ASNARO」の2号機を載せ、18日午前6時6分、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられました。
「イプシロン」は1段目のエンジンに点火したあと、ごう音とともに発射台を離れ、このあと高度500キロ付近で、「ASNARO」を軌道に投入する予定です。

「イプシロン」は新興国などで需要が高まる小型の人工衛星を低コストで打ち上げられるようにしようとJAXA=宇宙航空研究開発機構などが開発した日本の新しい小型ロケットで打ち上げ費用がおよそ40億円と従来の小型ロケットの半分程度に抑えられています。

イプシロンが民間企業から委託された人工衛星を搭載するのは今回が初めてで、JAXAでは、打ち上げの成功によって新興国などから衛星を打ち上げるビジネスを受注できるようにしたいとしています。

打ち上げの成否は、午前7時前に判明する見通しです。