https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180123/k10011298491000.html

本州の南岸付近を通過した低気圧の影響で、関東の平野部では22日、
東京の都心など各地で積雪が20センチを超える大雪となりました。
関東の雪はほぼやみましたが、23日朝は各地で氷点下の冷え込みとなっていて、
気象庁は引き続き積雪や路面の凍結による交通への影響などに十分注意するよう
呼びかけています。

気象庁によりますと、前線を伴った低気圧が本州の南岸付近を発達しながら通過した影響で、
関東の平野部では22日午後から雪が強まりました。東京の都心では22日夜10時に
積雪が23センチに達し、4年前の平成26年2月以来20センチを超える大雪となりました。

低気圧は次第に遠ざかり、関東では雪はほぼやんでいますが、午前4時の積雪は前橋市と
宇都宮市で25センチ、東京の都心で21センチ、水戸市で18センチ、横浜市で16センチなどと
各地で雪が残っています。

さらに23日朝は午前4時までの最低気温が、さいたま市で氷点下1度1分、前橋市で氷点下0度9分、
東京の都心で0度ちょうどなど厳しい冷え込みとなっています。
各地で路面が凍結するおそれがあり、気象庁は交通への影響やスリップ事故、転倒などに十分注意し、
車の運転をする場合は冬用のタイヤやチェーンを着用するよう呼びかけています。

一方、低気圧が近づいている影響で東北の太平洋側では雪が降り続き、午前4時の積雪は
福島市で26センチ、仙台市で18センチなどとなっています。

これから低気圧は急速に発達し、上空にこの冬いちばんの強い寒気が流れ込むことから、
北日本の日本海側と北陸を中心に雪を伴って非常に強い風が吹く荒れた天気になる見通しです。

北陸と東北、北海道では最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルと予想され、
海上は大しけとなる見込みです。

強い冬型の気圧配置は今週土曜日ごろにかけて続くと予想され、気象庁は日本海側を中心に
大雪や猛ふぶきによる交通への影響や暴風、高波などにも警戒するよう呼びかけています。