米誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は25日、
地球最後の日までの残り時間を概念的に示す「終末時計」の時刻を残り「2分」と発表した。

これまで最も短かった1953年と同じ。

昨年1月には、トランプ米大統領の誕生や、同氏の核兵器や地球温暖化に対する発言、
地球規模で悪化する治安状況などを理由として、針は残り2分30秒を指していた。

米国と当時のソ連の間で水爆開発に向けた核実験競争が過熱、
残りが最も短かった1953年の「2分」に次ぎ、翌54年以降で最も短くなった。

時刻は過去1年の出来事を踏まえ、進めたり戻したりし、毎年この時期に発表。
この1年は、北朝鮮による核兵器や弾道ミサイルなどの大量破壊兵器の開発が進み、大きな懸念材料になった。
https://www.nikkansports.com/general/news/201801260000001.html