http://www.sankei.com/smp/west/news/180126/wst1801260008-s1.html

大津市の有料老人ホーム「ハーネスト唐崎」で出入り業者の女性(23)が切り付けられるなどした事件で、
大津署は26日、わいせつ目的略取未遂と傷害の疑いで、上司の会社員、新庄宏之容疑者(48)
=京都市左京区=を逮捕した。

大津署によると、新庄容疑者は事件直後、自分も殴られたと警察官に説明。しかし、出勤日ではないのに
現場近くにいたことや説明に不自然な点があり、被害者を装っていたことが判明した。

新庄容疑者は女性に好意を持っていたといい、「車で連れ去るため暴行を加え、小さめのやすりを使った。
わいせつ目的ではない」と供述。待ち伏せして襲ったとみられ、同署は計画的な犯行とみて動機などを調べる。

逮捕容疑は25日午前5時25分ごろ、大津市坂本1丁目にあるハーネスト唐崎の搬入口付近で、
わいせつ目的で連れ去ろうと女性を羽交い締めにして刃物のようなものを顔に当て、さらに押し倒して
顔を殴るなどしたが、別の同僚が出勤してきたためできず、抵抗した女性の両手に切り傷を負わせるなどした疑い。

早朝で暗かった上、女性は眼鏡を外されたため新庄容疑者と気付かず、同容疑者に電話で報告。
同容疑者はいったん逃走したが、電話を受けて戻ったという。