総務省が29日発表した住民基本台帳に基づく2017年の人口移動報告(外国人を除く)によると、
東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)への人口集中が一段と進んでいる。

転入者が転出者を上回る「転入超過」は22年連続で、前年より1911人多い11万9779人だった。
一方、東日本大震災の被災3県(岩手、宮城、福島)は人口流出が加速している。

東京圏への転入超過数が10万人を超えたのは4年連続で、2年ぶりに増えた。
転入超過数のうち15〜29歳が98%を占める。

ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎経済調査室長は「景気が回復し雇用の情勢が良くなり、
地方から来た若者が職を見つけやすくなっている」と分析する。

名古屋圏(愛知県、岐阜県、三重県)と大阪圏(大阪府、兵庫県、京都府、奈良県)は、ともに5年連続で転出超過だった。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2627184029012018EE8000/
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