福島市の水道管凍結・破裂、過去最多145件 「水抜きや保温徹底を」

破裂して水が飛び出す水道管(コバックス提供)
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産経 2018.1.31 11:50
http://www.sankei.com/life/news/180131/lif1801310028-n1.html

 厳しい寒さが続く中、全国各地で水道管凍結が相次いでいるが、福島市も例外ではない。市水道局によると、30日現在、凍結は77件、破裂が68件で計145件にのぼり、過去最多を更新中だ。このため、市内のホームセンターは、凍結防止関連商品が軒並み売り切れで品薄状態に。強い冷え込みは数日続く見込みで、市水道局は「水抜きの徹底や保温材を活用するなど、しっかり対策をしてほしい」と話している。(内田優作)

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 福島市では、23日に最大26センチの積雪を記録。その後も雪が消えず、27日には氷点下7・7度と今季の最低気温を観測した。昼間に晴れ間が見えても気温がなかなか上がらないため、先週末から蛇口や水道管が凍結するケースが増加。水が使えず、臨時休業する飲食店もあった。

 住民から水道管凍結・破裂の相談があった場合、水道局は指定事業者を紹介しているが、修理業者は「例年よりも修理の件数が多く、今依頼を受けても対応できるのは、来週以降になりそうだ」という。

 水道局は、凍結予防のため、「止水栓」を利用した水道管や蛇口の水抜きや、露出した水道管の保護・保温などを呼び掛けている。

 だが、市内のホームセンターなどでは、保温材やヒーター、融雪剤など凍結防止関連の資機材が手に入りにくくなっている。カインズ方木田店(同市方木田)では22日ごろから資機材を買い求める客が急増。「2、3日間でほぼ売り切れた。次の入荷は未定」という。

 水道局は、凍結時の対応として、「蛇口は、タオルなどを巻き、ぬるま湯をかけたり、ドライヤーでゆっくり溶かしてほしい。水道管は速やかに業者に対応してほしい」としている。業者に依頼した場合、解氷は約1万円、破裂修理は2万〜5万円に費用がかかるという。

参考
https://jac-diy.com/upload/save_image/12231601_585ccbcc3f4d5.jpg
http://www.arcland-onlineshop.jp/images/items/4952633150118.jpg

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