2018/2/6 11:48

 6日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落し、前日比1194円21銭(5.26%)安の2万1487円87銭だった。
このまま終日の取引を終了した場合、下げ幅は2016年6月24日(1286円)以来およそ1年7カ月ぶりの大きさになる。
米国株が連日で大幅安となったほか、香港や上海などアジア株式相場が総じて下落。日本株でもリスク回避目的の売りが広がった。
信用取引での追加証拠金(追い証)発生を警戒した売りも出た。

 オプション価格を基に算出し相場の予想変動率を示す日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)が急上昇したことも警戒感を強めた。
日経平均VIは一時、2016年6月以来の高水準となる35.05に上昇した。日経平均の下落率は一時5.6%に達し、下げ幅では
1200円を超える場面があった。JPX日経インデックス400とTOPIXはそれぞれ下落率が5%弱になった。

 前引け時点の東証1部の売買代金は概算で2兆5668億円、売買高は15億1365万株だった。東証1部の値下がり銘柄数は2048と
全体の99%を占めた。値上がりは14、変わらずは3だった。

 業種別東証株価指数(TOPIX)では33業種全てで下落。「ガラス土石製品」や「非鉄金属」の下げが目立った。T&Dや塩野義
住友電、花王が下げた。マルハニチロや三菱自は上げた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 日本経済新聞
 https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS13_W8A200C1000000/