0001孤高の旅人 ★
2018/02/06(火) 12:52:58.58ID:CAP_USER92018/2/6 11:00
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26567360W8A200C1CR0000/
2017年に全国の警察が摘発した覚醒剤の密輸事件は126件で、前年の約1.5倍だったことが6日、警察庁のまとめ(暫定値)で分かった。押収量は2年連続で1トンを超えた。東京都内では同日から、同庁と各国の薬物犯罪の捜査幹部らによる「アジア・太平洋薬物取締会議(ADEC)」を開催。薬物の密輸対策などに向け、国際連携の強化を図る。
警察庁によると、国内で17年に押収した覚醒剤は1068.4キロ。統計を始めた02年以降、初めて1トンを超えて過去最高となった前年の1428.4キロに次ぐ2番目の多さだった。
覚醒剤の密輸事件の摘発は3年ぶりに100件を超える126件で、前年の82件から急増した。このうち航空機を使った事件が84件で、前年(41件)から倍増した。
17年8月に船を使った密輸事件で、茨城県警などが年間押収量の半分に迫る覚醒剤約480キロを押収。同年秋以降に航空機を使った事件の摘発が相次いだことから、警察庁は、押収量増を受け国内外の薬物犯罪組織が新たに密輸を図ったとみている。
17年に航空機を使った密輸事件で摘発された「運び屋」の多くは外国人で、出航地はタイ15件、中国11件、台湾7件、マレーシア6件などが多かった。国際的な薬物の主な供給源はナイジェリアなどの「西アフリカ系」と「中国系」、「メキシコ系」の3地域とみられるが、流通ルートは多様化しているという。
会議は1995年に初開催。今回はアジアや欧米、中東、アフリカなどから31カ国・地域が集まり「国際的な違法薬物取引の根絶」などをテーマに8日まで開かれる。
警察庁の栗生俊一長官は会議の冒頭、違法薬物が「内外の薬物犯罪組織の複雑な連携で取引され、ネットワークは日々変化している」と指摘。最新の薬物情勢や捜査手法などの情報共有と国際連携の重要性を訴えた。