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2月7日 5時05分
去年の衆議院選挙の開票作業で、滋賀県甲賀市の選挙管理委員会が無効票の数を水増しして集計していた問題で、市の幹部が開票終了後に見つかった票を自宅に持ち帰って燃やしていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。警察は不正の発覚をおそれて燃やしたと見て、公職選挙法違反の疑いで任意で調べを進めています。

滋賀県甲賀市では、去年10月に行われた衆議院選挙の開票作業で、各投票所ごとの投票総数より開票所で実際に数えた票数が数百票少なくなり、市は6日の記者会見で、選挙管理委員会の事務局長を務める総務部長など市の幹部3人が、無効票を水増しして集計し、つじつまを合わせていたことを明らかにしました。

市によりますと、開票日の翌日に改めて投票箱を調べたところ、集計からもれた投票用紙が見つかり、3人はこの投票用紙を廃棄したということです。

警察は公職選挙法違反の疑いがあると見て、3人から任意で事情を聞いていますが、その後の調べで3人のうち1人が、集計から漏れた投票用紙を自宅に持ち帰り燃やしていたことが、捜査関係者への取材でわかりました。

警察は、不正の発覚をおそれて投票用紙を燃やしたと見て、引き続き任意で調べを進めています。