つまようじボーガン
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最高速度は時速にして102キロ。弾丸のごとく放たれたその鋭い物体は、人間の体に見立てた豚足に、ぶすりと突き刺さった−。大阪府警の科学捜査研究所が鑑定したのは通称「つまようじボーガン」。手のひらサイズの玩具だが、その威力のすさまじさから暴行の凶器として使用された。府警に逮捕された男らは、被害者の顔面につまようじを撃ちまくった。合計数十本が突き刺さったその表皮からは、出血が止まることがなかったという。焼き肉店で起きた凄惨なリンチ事件の顛末とは。

■えげつない写真

 「もう一面、つまようじや。女の子が見たら、卒倒するんちゃうかな」 歴戦の捜査関係者がまゆをひそめ、半ばあきれたようにつぶやいた。

 押収物のスマートフォンに残された1枚の画像。被害男性(35)のアップで、両目を閉じた顔に、高密度でつまようじが刺さっている。

 傷害などの容疑で逮捕されたのは大阪府泉大津市で焼き肉店「ぎゅうぎゅう」を経営する向井正男容疑者(42)だった。

 店は平成28年夏ごろにオープン。当初は被害男性が店長に就いていた。

 2人は以前の職場が同じで、出身も隣町同士。なじみの間柄ではあった。しかし経営者と店長という雇用関係はいつしか、支配・従属の関係に変わっていく。

 向井容疑者らは「店の金を使い込んだ。勤務態度も悪い」として昨年5月ごろから、男性に暴行するようになった。

 男性のあまたの生傷を見かねたのか、同年9月には家族や知人が府警泉大津署に相談に行った。

 これを受け、同署は男性本人から事情を聴いたが、男性は暴行を否定し、何かにおびえた様子で多くを語ろうとしなかったという。

 10月にも別の知人から同様の相談があったが、またも男性は「そんな(暴行を受けた)ことはない」と口をつぐんだ。

■暴力のオンパレード、住民の噂に…

 状況が変わったのは11月中旬だった。「もう店を辞めたから」と、男性が過去の暴行被害について吐露し始めたのだ。

 「歯もペンチで抜かれた」。捜査員に打ち明けた男性の上あごの歯はほとんどなくなっていた。

 府警は昨年11月、男性に対する傷害容疑で、向井容疑者と、当時の焼き肉店店長、御園生(みそのお)裕貴容疑者(25)の逮捕に踏み切った。今年1月には暴行に関与したとして、向井容疑者の妻でスナック店従業員、岬容疑者(26)も逮捕している。

 このうち主犯格の向井容疑者は、すでに3件の暴行罪と2件の傷害罪で起訴されている。

 リンチの態様は残虐だ。つまようじボーガンによる暴行以外にも、太ももや尻に熱湯をかけ、大やけどを負わせる▽針金で両手首と手指を縛り付け、針金の先端につけたティッシュに火をつける▽鼻の中にティッシュを詰め、燃やす−と暴力行為のオンパレードだった。

 焼き肉店の近隣住民らの間でも、男性へのリンチの噂が飛び交っていた。店の評判も芳しくなかったようだ。

■近くで喫茶店を営む女性は「詳しくは知らないが、顔が腫れ上がっている人が店に出入りしているのを見かけた」と証言した。

 息子が焼き肉店で短期間アルバイトしていたという40代男性も「従業員がどつかれていたという話を聞いたことがある」という。

■サイトでは発禁に

 犯行に使われたつまようじボーガンは全長10センチ、幅12センチ。科捜研の鑑定では時速91〜102キロを計測した。府警の調べに対し、向井容疑者らは「スマホからネットのショッピングサイトで購入した」と供述した。

 つまようじボーガンはもともと、中国で子供向けの玩具として販売されるようになった。日本円なら数百円程度で購入できる手軽さで人気を集めた。ただその威力が問題視され、当局による規制で販売禁止になったという。

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産経WEST 2018.2.7 11:00
http://www.sankei.com/west/news/180207/wst1802070003-n1.html

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