ベトナムで水ビジネス 会社解散

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/5025155471.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

北九州市の水道技術をベトナムに売り込もうと、市内の浄水器メーカーなどが
おととし、現地の水道公社と共同で設立した会社が、営業不振を理由に解散することになりました。

北九州市の浄水器メーカーなど6社は、おととし1月、ベトナム第3の都市、ハイフォン市で、
現地の水道公社と共同で会社を設立し、北九州市が比較的安いコストで安全な水を供給しようと開発した
浄水処理装置「U−BCF」を現地の水道事業者へ売り込んできたほか、
富裕層向けに浄水器の販売などを行ってきました。

しかし、会社によりますと、ハイフォン市が上水道整備に関する政策を変更したことなどから、
これまでのところ浄水処理装置の受注に至っていないほか、浄水器の売り上げも
当初の目標を下回っているとして解散することを決めたということです。

解散が決まった会社の社長で、北九州市の浄水器メーカー「タカギ」から出向している久保忠志さんは、
「こういった形になり残念です。ベトナム人の質が良い水に対する意識は高いので、
今後も『タカギ』として現地での浄水器の普及に取り組んでいきたい」
と話していました。

また、この会社に「UーBCF」の技術を無償で提供するなど、地元企業の海外進出を支援してきた北九州市は
「大変残念です。現地のニーズは高いと考えているので、
今後も関係企業と協力して海外での『UーBCF』の受注に向けて取り組んでいきたい」
と話してます。

02/09 15:32