>>756
一つはアメリカも量的質的金融緩和にして来たので、
「出口戦略」の一環で、FRBに
「比較的景気の良いうちに、金利を上げておこう。」という意識が強いのだと思う。

今のうちに金利を上げおかないと、後々景気が後退した時に、
金利を下げるなどFRBには打つ手が無くなるので。


*日本の場合、アメリカよりもかなり深刻なのは、
これまで『低い金利の国債を高額で、異次元なほど大量に買い続けている』ので、
日銀にその低い金利の国債資産が膨大に貯まっていること。

日銀がその状態だと、
金利が上昇して来ると日銀は債務超過になるので、
金利を上げたくても上げられないこと。

だから、インフレや円安が起こったり、不景気になっても、
日銀はほとんど打つ手が無い状態に陥っている。

それでも、少なくとも東京オリンピックまでは、
日銀は国債や株を大量に買い続けることが出来そうなので、
それまでは何とかなるだろう。

しかし、2020年の辺りから政府の債務が増え出すこともあって、
東京オリンピック以降、日銀が国債や株を大量に買い続けることが難しくなって来るだろうね。